焼酎の「いいちこ」。お酒を飲まない人には馴染みが薄いと思うが、「下町のナポレオン」というキャッチフレーズが有名な、安価な麦焼酎である。定番の銘柄だ。
ちなみに「いいちこ」というのは、“大分県の方言で「いい(よい)」を意味する言葉。”だそうです。Wikipediaに載ってました。
さて、その「いいちこ」の広告だが、とても綺麗な景色の中に「いいちこ」のボトルがポンと置いてある写真があって、あとはロゴとキャッチフレーズだけ、というシンプルなデザインが非常に印象的なのだ。
(公式サイトに歴代のポスターが掲載されているので、ご存知ない方はちょっと見てみてください。)
なんというか、この広告を目にするとグダーっとした気持ちになる。少し物憂いような。で、「ああ…いますぐ酒を飲みたい」と思う。これを毎朝の通勤時に見るというのは辛いものです。
この広告を真似してみたい
今回、住宅街をウロウロほっつき歩いている内に、この何の変哲もない景色の中に「いいちこ」を置いてみたらどうだろうと思い立ち、色々な場所で写真を撮ってみた。
例えばこう。

近所の神社にて。二宮金次郎像の勤勉さと酒を対比させてみる。
これはどうだ。

公園に置かれてるカバとも対比させてみる。
あるいはこう。

猫よけのペットボトルと並べてみた。
どれもいい感じじゃないか!グダーっとしたあの気分だ。
さらに。

前回の「彫刻公園」にもまた来てしまいました。
という感じで、自分で言うのもなんだが、随分本物っぽい雰囲気が出るのだ。ロゴの力なのかなー。瓶のポツーン感も重要な気がする。
調子にのってどんどん撮ってみた。

不気味な顔の並ぶ理髪店との相性も抜群。
これ、何日かに渡って写真を撮っているのだが、途中で我慢できずに中身を飲んでしまった。なので、いくつかの写真に関しては瓶の中に入っているのが「水」であることをお知らせしておきたい。

いいですね。

寂しげな自然も引き立たせてくれる。
酒瓶を持って町を徘徊してると次第に豪快な気分になってくる。
まだまだやってみます。

peace.

ゴミですら美しくみえてくる。

こういった風景とも相性いいっすね。
これ、もう、実はどんな場所でやってもそれっぽくなるのかもしれないなと思って、会社でやってみた。

うん、グダりの度合いは減少するが、オフィスに一瞬気持ちいい風が。
検索結果は残酷です
いやー、良いもんだ。と、予想以上の仕上がりに一人悦に入っていた私だったが、今、この記事を書くにあたって「いいちこ」について調べものをする過程で、大変なことに気づいた。
面白コラムサイト・デイリーポータルZの記事にまったく同じものが!ぐおー!しかも最近の記事じゃないか。これはお恥ずかしい。
ショックのあまり呆然としているが、まあ「いいちこ」の素晴らしさは何度強調してもし過ぎることはないってことで…。うーん。気を取り直し、次回はもっともっと遠い場所を目指そうと思う。
といったところで、いきなり告知ですみません!
チミドロライブ情報
「ひなまつりのゲットー酒場」
2012年3月3日(土)@池袋ミュージックオルグ
OPEN / START: 18:00
DOOR: 1500円 (ドリンク別)
LIVE: mahoω / 神さま / インドアーズ / 球体 / チミドロ / なかよしグループ
DJ: W(A&W DESIGN)